クロバネキノコバエ

クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエ

写真提供:埼玉県農業技術研究センター

(上)成虫

(下)幼虫

ハエ目/クロバネキノコバエ科

Sciaridae

どんなムシ?

●一般的に土壌中の腐植質を摂食するが、農作物も加害する。

●幼虫は半透明白色で数mmの細長いウジ、成虫は黒褐色で体長2mm前後となる。

●新種のネギネクロバネキノコバエによる被害が最近知られる。

生態は?

●発育期間(25°C)は、卵が約4日間、幼虫~が約2~3週間。成虫は寿命が約3~5日間で、産卵数は50~100個。

●夏~秋を中心に年数回発生。

●越冬後、春先に次世代が発生するほか、ハウスでは周年発生する。

●幼虫は、地下部や地際部に生息し加害する。成虫は食害せず地表面で生息していることが多い。

被害は?

●ねぎは、葉鞘部や茎盤付近の加害で、激しい場合は地上部が平枯れを起こす。

●にらでは、地下茎葉部への加害で、生育不良となり地上部の茎葉が萎れ枯死する。

薬剤

ランネート45DF(ネギ)