ナミハダニ

ナミハダニ
ナミハダニ
ナミハダニ

(写真)成虫

ダニ目/ハダニ科

どんな虫?

●クモと同じグループ

●非常に広食性

●体色が黄緑色と赤みがかったタイプがあり、背中の左右に黒っぽい斑紋。赤い系統は従来、別種(ニセナミハダニ)とされた

●近似種にカンザワハダニ(成虫:赤色)があり各種作物で問題になる

●高温乾燥下で多発

●年発生回数が多く、薬剤抵抗性がつきやすい

生態は?

●寒冷地は雌成虫で休眠。暖地は非休眠。中間地は混在

●年発生回数は、暖地では15回以上(25℃では約10日で1世代)

●生育は卵→幼虫→第1若虫→第2若虫→成虫

●1雌は100〜150卵を産下、交尾雌からは雄と雌が、単為生殖では雄だけ発生

●主に展葉中〜展開葉に寄生。密度が高まると細い糸でくるまれたようになる

●歩行のほか吐いた糸を風に乗せ分散

被害は?

●葉裏を口針で刺し養分吸汁するため、針で突いたような無数の白点が生じ同化作用が低下

●作物先端部の葉や新芽に集中的に多発生すると、加害部はしおれ白い糸で覆われる

●株全体に寄生が拡大すると葉は褐変や落葉を生じ、生育が阻害される

薬剤

ダブルシューターSE