葉かび病

葉かび病
葉かび病
葉かび病

(写真)トマト

糸状菌

どんな病気?

●トマトの葉の常発病害

●ハウス栽培で問題。晩秋〜早春の比較的低温・多湿条件で発生しやすい

●肥料切れなど株の衰えが発病を助長

●抵抗性品種が開発されているが、それを打破するレースの発達が問題となっている

●酷似した病徴に『すすかび病』がある(顕微鏡で判別)

感染は?

●被害葉、種子、施設資材上に菌糸で越冬し伝染源に

●感染は風で葉上に付着した分生胞子が発芽し、気孔から侵入

●潜伏期間が2週間。葉表面には不定形の黄色病斑が生じ、葉裏に灰黄色〜緑褐色のビロード状のカビ(菌そう)が生じ無数の分生子が形成される

●発育好適条件は温度20〜25℃、湿度90%以上で、ニ次伝染が連続して起きる

症状・被害は?

●主に葉に発生するが、まれに茎、花、幼果にも発生

●下葉から発生し、上葉に広がる

●病斑が多数現れ葉の大半を占めると、葉は乾燥し巻き上がり枯死

●葉の枯死が増えると着果不良、果実の肥大不良、早期着色の原因となる

薬剤

ラリー乳剤
ラリー水和剤