タマナギンウワバ

タマナギンウワバ
タマナギンウワバ
タマナギンウワバ

(写真)幼虫

チョウ目/ヤガ科

Autographa nigrisigna

どんなムシ?

●アブラナ科作物の他にニンジン・レタス等を加害

●冷涼な気候条件への適応性が高い

●恒常的に発生するが大発生は稀

●幼虫は腹脚が2対で尺取歩き

●近年、近縁のイラクサギンウワバが発生している

生態は?

●休眠性がなく寒冷地では成虫や蛹で、暖地では各発育態で越冬

●年3~5回発生

●産卵は中~下葉の葉裏に1粒ずつ

●発育零点は8℃、生育期間(25℃)は卵4日、幼虫(5齢まで)13.2日、蛹7.6日

●葉裏に粗くて白い繭をつくり蛹化

●分布拡大の傾向

被害は?

●幼虫は厚手外葉を好んで食害

●若齢幼虫は葉裏を食害、葉表に表皮が白く透けた小さな食害痕が点々と現れる

●中齢幼虫以降は食害量が増大、大きな葉脈を残し葉を食い破る

●本種と酷似するイラクサギンウワバは、一部の有機りん剤や脱皮阻害剤に感受性が低い事例がある

薬剤

■スピノエース顆粒水和剤
■ファルコンエースフロアブル
■ファルコンフロアブル
■ランネート45DF